土屋久明(司馬遼太郎 / 坂の上の雲)

最近、司馬遼太郎 / 坂の上の雲(一)を読んでいる。最初少し読んだときは「これ、俺(歴史にあまり興味なし)に読めるのか?」と思っていたが、読むと意外と面白い。
昨日読んでて面白かった部分。

 ちなみにこの土屋久明という儒者は、御一新のときにもらった家禄奉還金を利殖にまわしたりそれで商いをしたりせず、その金をことごとく使いきると、「殿様から頂いた御金がこれでなくなったからもうよいじゃろ」といって食を断ち、餓死してしまった。

p86

気持ちの針が生にも死にも向いていない感じがいい。成り行きに任せた結果、餓死、みたいなー、ってかんじー。まあ、でも、俺はこうは生きれません。